帝京中学校・高等学校

前日に引き続き、３日目に実施したアクティビティについての投稿です。

こちらの投稿はノースショア・ドール・パイナップル・ファームツアーの様子を紹介します。

今回私たちが参加したのは、フルーツジュースで有名な食品会社ドールがオアフ島北部にて経営するパイナップル農園のツアーです。約２万ヘクタール（東京ドーム約４２００個分）にも及ぶ広大な農地をバスで巡りながら、ガイドの方々からパイナップルの作付から収穫、加工の過程を教えていただきました。

ガイドの方々の話によると、この広大な農地で働く人々は、人手不足の影響もあって、平均年齢が６０代後半の方々であり、その方々は一日に６０００個以上のパイナップルを素手で収穫されるとのことです。生徒たちは見渡す限りどこまでも広がる農園の圧倒的な景観に心を震わせるとともに、日本で当たり前のように飲むことのできるパイナップルジュースが、どれだけ多くの方々の努力と思いやりの結晶であるかということを実感しておりました。

「アロハ」という言葉は日々の挨拶だけでなく、「愛している」という意味もあるそうです。研修当初は気恥ずかしさも見えた生徒たちでしたが、この海外研修を通して、出会う全ての人々に「アロハ」と心から言えるようになったように感じます。その変化はおそらく、彼らが今まで知らなかったものを知り、見識を広げ、見るものすべてに対し今まで以上に感謝と友愛の気持ちを持てるようになった証明であると思います。その気持ちを忘れることなく、今後も日々努力を重ねてくれることを心から期待しております。