CAREER GUIDANCE
I・Aさん(特進コース卒業)
超マイペースな私には学校と予備校を両立することは時間的に難しく、また予備校の雰囲気が苦手だったこともあり1年生の頃から学校の勉強だけで大学受験をしようと決めていました。
そのような私ですが、今考えると、漠然と良い大学に行ければ良いと思っているだけで、特にやりたいことも、入りたい大学も無かったのでモチベーションを保つことができず、楽な方へ楽な方へと流されてしまいました。例えば、2年生の時、センター同日模試で酷い点数をとっても「まだ教科書の範囲が全部終わっていないのだから仕方がない」と言い訳をし、情報収集もろくにせず、受験というものに向き合えず逃げてばかりいて、結局あとでそのしわ寄せが来てしまいました。皆さんにはそのようなことが無いようにできるだけ早く目標を設定し、受験というものにしっかりと向き合ってもらいたいです。
私の受験勉強は学校の授業をしっかりやることです。教材についても特別なものは買わず、英語は「スクランブル」、数学ⅠA、ⅡBは「メジアン」と「スタンダード」、物理は「物理のエッセンス」をよく使っていました。参考書を進めていく上で一番大切だと思っていることは1つの参考書を何周もすることです。そうすることで、内容が定着していきます。また、インプットだけでなくアウトプットの作業もしていくことで、自分が理解しているつもりでもできていなかった部分を発見することができました。そのアウトプットのために簡単な小テストを作ったりもしました。勉強が嫌になった時は洋画を字幕で観てリスニングの勉強をしながら息抜きをしたりしました。
予備校にも通わず学校の勉強だけでここまで学力を伸ばして、お茶の水女子大学に合格できたのは、全面的にサポートしてくださった先生方のお陰であると思い、とても感謝しています。また、一緒に勉強するクラスメイトがいてくれたことは大きな支えでした。
大学受験は大変なものであったにもかかわらず大学が決まった時は意外にもあっけなく「なんだこんなものか」と思いました。しかし、応援して下さった先生方や周りの人が喜んでくれた時は、とても嬉しく、終わった今となっては楽しかったと感じています。皆さんが受験を疎まずに思いっきり挑戦をしてくれたら良いと思っています。ありがとうございました。
H・H君(進学コース卒業)
僕が一般受験をすると決めたのは高2になった頃ぐらいです。何が理由かというと、自分の今までを思い返してみてこれといって頑張ったこともなく、ただ楽しく、楽に過ごしてきた事に危機感を感じたからです。何か変わらないとまずいと思って決めました。自分にあるチャンスが一般受験しかないと思い、することに決めました。
自分でできることは極力自分でやろうと思い、まずは単語と中学英語の復習から始めました。部活の行き帰りの電車で「ターゲット」をやり、中学英語の復習は「受験サプリ」でやりました。僕は集中力が全然続かなくて長い時間できないタイプだったので合間にやる方法は自分に合っていたと思います。自分がやりやすくて続けられるように工夫してやるのは勉強をスムーズに進めていくのに最も大事なことの一つだと思っています。例えば僕の場合、お風呂に入りながら暗記したりもしました。僕の暗記のコツは覚えることを3つのステップに分けること。1つ目は「見たことないもの」。2つ目は覚えていないけれど「見たことがあるもの」。3つ目は「暗記できているもの」に分けます。何回か覚える作業をして、まず見たことあるものにできたら合格として、覚えられないことにショックを受けないで何度も何度も繰り返せるように1回の負担を軽くしてやっていました。覚えてもどうせ忘れるものですし、天才ではないので1度で覚えられるわけがないからです。暗記が怖くなくなればだいぶ楽になります。もう一つ大事なことは、これと決めた参考書や単語帳を絶対変えないことです。
受ける大学を決める時に注意することはなるべく高い所を目指して、そこと今の自分との距離を測って何が必要か逆算すること。これをしたらやることが決まってきます。何をやったらいいか分からない。ということはなくなるはずです。
受験を終えてみて、とてもいい経験になりました。頑張れる時に頑張ることは悪いことではないはずです。全部自分で考えて自分で決めることが大事だと思います。
最後に、大学受験では高校の偏差値は関係ありません。はじめから無理だと決めつけていたら可能性はゼロです。自分で挑戦してみることに意味があると思います。